新型PCXを買う価値がない理由
1.燃費が悪くなっている
EURO5規制に対応するためにエンジンを4バルブ、ショートストローク化しているため燃費が悪化している
現行PCXがリッター50キロ〜60kmも余裕で走るのに対して、5km/L以上悪化している可能性が高い
EU版のWMTC燃費47km/Lでは現行PCX150(46km/L)と殆ど変わらず、トルクもパワーも20パーセント以上上の現行PCX150を買った方が良い

2.1.の理由で航続距離が短くなっている
リッター5km/L燃費が悪くなるということは、8リットルタンクで40km前後も航続距離が短くなる
PCX160に至っては高排気量化と高回転化でさらに大幅に燃費が悪化する
これによってPCXの最大のメリットであった航続距離の長さが大幅に劣化している

3.低回転トルクが低下している
現行の12Nm(5000回転)から、11.8Nm(6500回転)まで低回転トルクが大幅に低下している
新型は体重の重いライダーが乗る場合や、坂道を上る場合、エンジンの回転数を上げまくらないと走らない
必然的に加速力が悪く、燃費も急激に悪化する

4.静粛性が低下している
低回転トルクの低い高回転型エンジンになったため、走行時の平均回転数が高くなり、走行時の振動・騒音が高くなっている
従来のPCXにあったエレガントな走りから劣化している

5.直進安定性が低下している
リアタイヤが13インチになり直進安定性が低下している
またフロントのキャスター角も小さくなり、ハンドルがぶれ易くなっている
高速走行時の直進安定性は前後14インチホイールの現行型の方が高い

6.タイヤが太すぎる
新型は特に海外の150tの走行環境を基本仕様として設計しているため、国内仕様の原付としてはタイヤが太すぎる
1型2型やよりフロント20mm、リアが30mmも太くなり、走行時の軽快な走りが劣化し完全にビクスク的な鈍重な走りに劣化している

7.新型(4型)はVTECが付くと想定される5型の未完成品に過ぎない
eSP2では可変バルブ機構であるVTECが付くと予想されている
4型はEURO5に対応するために4バルブ化しただけの代物であり、本命である5型発売前のお遊びに過ぎない