■現行PCXのフロント2+1ポットブレーキシステムとは?

・フロントにピストンが3つ付いている
・フロントブレーキ(右)を握ると3ポットの内、両サイドの2ポットが動作しブレーキがかかる
・リアブレーキ(左)を握るとリアのドラムブレーキのワイヤーを引っ張ると同時に、フロントの中央の1つのピストンを動作し、フロントブレーキも弱くかかる

このような合理的なコンビブレーキシステムが付いているのは歴代PCXだけである
現行PCXのコンビブレーキはコンビブレーキの中でも最も高性能で制動力に優れたブレーキシステムである

新型PCXにはコンビブレーキが付いておらず、前後のブレーキで適切な操作をしないとタイヤを滑らせることになる
特にリアにABSが付いておらず、リアブレーキだけを強く握りすぎるとタイヤがスリップする恐れがある

一方現行PCXではリアブレーキを握ってもフロントにもバランスよく配分されるので、両方のタイヤで制動するため滑りにくく制動距離も短くなる