https://www.bbc.com/japanese/features-and-analysis-53295929

>東京大学の児玉龍彦名誉教授は、日本人が以前にCOVIDにかかっていたのではないかと考えている。
>COVID-19ではなく、それに似た何かが国民に「歴史的免疫」を植え付けたというのだ。
>児玉氏は、日本の患者らが新型ウイルスにどう反応するかを研究し、この結論に至った。

>教授の説明はこうだ。人体にウイルスが入ると、免疫機能が働き、侵入した病原体を攻撃する抗体を
>作り出す。抗体にはIGMとIGGという2種類がある。これらがどう反応するかで、同じウイルスか非常に似た
>ウイルスに感染したことがあるかがわかる。

>「ウイルスに最初に感染したときは、たいていIGMが先に反応する」と児玉氏は言う。「それからIGGの反応が
>見られる。しかし、2回目の感染ではリンパ球がすでに記憶していて、IGGの反応だけが急に増える」。

>では、検査で陽性と判定された日本人のCOVID-19患者は、何があったのか?

>「検査結果にはとても驚いた。検査にミスがあったのではないかと思った。すべての患者でIGGの反応が素早く現れ、
>IGMの反応は遅れて出た。しかも弱かった。まるで以前に、非常に似たウイルスにさらされたことがあるようだった」