>>922
Clément de ChaisemartinとLuc de Chaisemartin によるBCG出生時接種が
感染率低減効果が無いとするスウェーデンの論文が査読を通ったみたいだね。
既に、100 と 708 と >>713 で言及したが、再度言及する。

この論文はタイトルが重要。
『BCG vaccination in infancy does not protect against COVID-19.
Evidence from a natural experiment in Sweden』
つまり、論文著者らが言及してるのは「出生時のBCG接種」のみだ。
逆に言うと、スウェーデンで過去に行われていた追加接種、特に徴兵時の
BCG接種には予防効果の可能性が高いので、「出生時のBCG接種」に
限定して言及しているのだ。
彼らの論文
https://academic.oup.com/cid/advance-article-pdf/doi/10.1093/cid/ciaa1223/33675125/ciaa1223.pdf
のグラフ(Figure 1)では1961年を境に、それ以前に生まれた者の感染率が
低くなっている。年齢でいうと59歳を境にしている。スウェーデンでは定年が
65歳くらいなので原因は定年ではなく、徴兵時の強制BCG追加接種廃止時期が
原因の可能性がある。

BCG Wold Atlasで「Sweden」選択・参照。
http://www.bcgatlas.org/index.php
>1979: Stopped boosters for military conscripts


尚、論文はFig.3のグラフにより死亡率にも言及しているが、45歳付近の死亡者数が
少なすぎて統計的な価値が不足し断定できないはずだ。