<小野憲史のゲーム時評>スマホゲーム会社総崩れ 国内の拡大戦略が裏目に
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190308-00000059-mantan-game

18年10〜12月期の決算発表では、減収減益、赤字転落の会社も目立った。
「モンスターストライク」のミクシィは売上高約349億円(前年同期比17.2%減)、営業利益約62億円(同43.6%減)の減収減益。
グリーも売上高約177億円(同4.3%減)、営業利益10億円(同6.5%減)とやはり減収減益だった。
ディー・エヌ・エーは売上高約264億円に対し、約25億円の営業損失を計上した。
「白猫プロジェクト」のコロプラも売上高約98億円、営業損失約2億円だった。


一方で18年のスマホゲーム業界を席巻したのが、中国の大手ゲーム会社ネットイースの「荒野行動」だ。
18年10〜12月期でゲーム事業の売上高約110億元(1763億円)で前年同期比27.6%増だった。
「荒野行動」は最大100人のプレーヤーが生き残りをかけて戦うバトルロイヤル系のゲーム。日本での売り上げが約7割を占めるとされる。

 なぜ日本で「荒野行動」のようなヒット作が生まれないのだろうか。技術力の違いもあるが、やはり「ガチャ」に依存するビジネスモデルが背景にある。