Googleが先日アメリカでサービスをスタートした『Stadia』。期待されていたゲーム実況連携機能が実
装されていない発展途上のものであることは既に報じたが、それ以外にも、スタート直後から早くも今
後の発展が危ぶまれるような、多数の課題が明らかになった。

・フルHDを4Kに“水増し”
 US版Forbesは25日、『Stadia』で配信されている多数のゲームで4K画質が完全には実現されていない
ことを報じる記事を公開した。同サービスは、クラウドゲームサービスでありながら「4K画質60fps」を
実現できることを宣伝文句としていた。しかし、配信されているゲームの開発者に取材したところ、実
情はやや異なるようなのだ。

 例えばFPSゲーム『Destiny 2』を開発するバンジーの開発者によると、同ゲームにおける通信と処理
は1080p(フルHD画質に相当)で実行され、その実行結果を4Kにスケールアップしている、とのこと。
この回答は、「画質の水増し」とも言われ兼ねない内容だ。またオープンワールド型のクライムアクシ
ョンゲーム『レッド・デッド・リデンプションII』の画質を調査したところ、同ゲームも1080pあるいは
1440p(2K画質に相当)で通信と処理を実行したうえで4Kにスケールアップしている、というのだ。

https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20191127-00010010-realsound-ent