戦闘機のように飛ぶスパイダーマン

テレビの画面ではちょうど、広場の中心に立つスパイダーマンの姿が映し出されていた。
サーニーはコントローラーをいじって、スパイダーマンをマンハッタンの別の場所に移動させる。
しかし、その操作が完了するまでには15秒ほど待たなければならなかった。
サーニーが次世代機の開発キットで同じことをやってみると、かかった時間はわずか0.8秒だった。

これはSSDの威力の一例にすぎない。
このほかにも、ゲームの世界やキャラクターが動き回る様子の描写速度も、すべてが同様に向上する。

サーニーは似たようなふたつのゲーム機によるデモを見せてくれた。
今度はカメラがマンハッタンのミッドタウンの通りのひとつを上っていくものだ。

オリジナルのPS4では、カメラはスパイダーマンがクモの糸を放って飛び回るような速さで動いていった。
「どれだけスパイダーマンのような力を手に入れたとしても、これより速く動くことなんてできないはずです」とサーニーは言う。
「なぜなら、結局はHDDからどれだけ速くデータを読み出せるかに依存するからです」

同じ動きが次世代機では、まるで戦闘機にカメラが取り付けられたようになる。
サーニーは定期的に画面を停止させて、ゲームの背景描写が完全にクリアであることを見せてくれた。

https://wired.jp/2019/04/17/exclusive-sony-next-gen-console/

https://youtu.be/QwEWOEbI3Uk