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Venom (元ビデオゲームジャーナリスト) 関係するポストのみ抽出

・この数ヶ月の間に次世代ゲーム機についてもたらされたいくつかの発表と詳細な情報は、これまで続いたコンソール戦争の終わりを示唆している。

・SNSや検索エンジン、動画共有サービスがそうであるようにように、プラットフォーム競争はマーケットリーダーが一定以上のシェアを獲得した時点で、ネットワーク効果により一極集中が加速し、勝者総取りとなる

・リビングルーム(家庭用ゲーム機)に関しては、XB1の失敗があってもなおソニーが決定的な勝者となっていた訳ではなかったが、MSによる次世代機の大きなつまずきにより、プレイステーションがスタンダードなプラットフォームとなることは避け難くなった。

・MSはPCとモバイルの分野では既に明確なサードパーティの立場となっており、売上の30%を他社に納めることで、PCゲームをSteam上で、モバイル用ゲームをGoogle Play上で販売している。

・コンソールの領域ではまだ、MSによるこのような動きはいかなる形でも正式に発表されていない。とは言え、過去のエグゼクティブによる発言はその可能性を示唆しており、PCやモバイルと同様、圧倒的な市場シェアを握るソニーにロイヤリティを支払う事でプレイステーション上に自社のタイトルやサービスを展開する日はそれほど遠くないかも知れない。

・MSはいよいよコンソール領域における競争から敗れ去りつつあり、そこでプラットフォーマーとしてサードパーティから無条件に巨大な利益を得る存在にはなれなかったものの、EAのように、自社のコンテンツやそれらを一定の月額で利用できるサブスクリプションを継続的に販売することで利益を上げることができる。ゲームパスへの積極姿勢はそれに向けて動き出した事を示すものである。

・しかし、それは無数のゲームコンテンツ供給者との不安定で終わりの無い競争を意味しており、MSにとっては茨の道でもある。

・Take Twoやアクティビジョン・ブリザード、カプコン、EA、Ubi、ベセスダ、スクウェアなど、競合する大手の多くは魅力的なラインナップを一定のスパンで供給できる体制が整っおり、テンセントやEpic Gamesもライブサービス型タイトルの世界的な成功で遥か雲の上にいる。対して、先日配信されたショーケースを見る限りマイクロソフトの社内スタジオの状態はそこから最も程遠いところにある。

・定額サービスはコンテンツの販売手段としての伸びが期待されており、既にEAやUbisoftが本格的に提供を開始しているほか、他の大手パブリッシャーやGAFAの参入も取り沙汰されており、今後競争が激化の一途をたどるは間違いない。