液体金属のTIMを利用しようとしたのは、メインプロセッサー(SoC)の動作周波数が高いものの、ダイが小さく、熱密度が「非常に高い」(鳳氏)ことに起因する。特にゲーム時のSoCの熱密度はPS4に比べて、「はるかに高い」(同氏)。それは、PS5のSoCは、「ゲーム時は基本的にほぼフルパワーで動作する」(同氏)からである。そのため、TDP(Thermal Design Power、熱設計電力)の値とゲーム時の発熱量は「ほぼ同じ」(同氏)。一方で、PS4のSoCでは、TDPギリギリで動作することはまれで、ゲーム時もTDPの数割の発熱量だという。


https://xtech.nikkei.com/atcl/nxt/column/18/00001/04707/