宮本が見たシールの試作版は新規アイデアも何もないまんまGCのペーパーマリオRPGを3DSに持ってきた感じだったから
「そんな過去作を縮小再生産するだけのやり方は止めろ」って当然の指摘をしたんでしょ

この「新作ゲームはそのゲームデザインの核に何か新しいアイデアを一つ入れる」というのは
宮本というか任天堂が根本に持つ開発哲学でもある

などと言うと「ではマリオ本編はどうなんだ!どれも一緒だ!」と言う者が現れるのだが
当然マリオもジャンプアクションという枠組は同じながらも
2D3Dの各タイトルには核となる新しいアイデアがある事にゲームデザインに着目してよく考えれば気付くハズだ

しかるにペーパーマリオはシールにて新しいゲーム性がダダ滑りしたので不評を買ったが
「常に新しいアイデアを以って新作を作る」という任天堂の基本姿勢を改めて説いた宮本の姿勢が間違いではない

開発チームがその後も安易にGCペーパーマリオRPGのゲーム性に戻らずに
カラースプラッシュからオリガミキングへと常に新規性を追求することで
最終的にヒット作品へと繋がったことからもそれは認められる事だろう