ゲームファンの間で何度も似たような議論が交わされている、「なぜ格闘ゲームは流行らないのか」問題。ここ最近はキラータイトルが立て続けに発表されていたが、正直なところいまだ復活の兆しは見られない。このゲームジャンルに希望は残されているのだろうか。

国内のゲームで復活はもう無理?

格闘ゲーム業界の新作ラッシュを振り返ると、昨年は『MELTY BLOOD:TYPE LUMINA』や『GUILTY GEAR -STRIVE-』などがリリースされ、今年に入ってからは『THE KING OF FIGHTERS XV』が発売。さらについこの間、『ストリートファイター6』の制作が発表されたばかりだ。

まさに業界が一丸となって格闘ゲームを盛り上げている印象すら受けるが、成功しているかは微妙なところ。とくに『Apex Legends』や『VALORANT』などのFPS界隈と比べてしまうと、イマイチ勢いが感じられない。

ギルティシリーズやKOFシリーズの新作が発売され、業界大手であるストリートファイターシリーズの新作発表でも盛り上がらないとなると、どこに希望が残されているのか。ネット上ではいつもと変わらず、《コミュニティが閉じてる》《初心者狩りで新規を追い返してる》《対戦ゲームはコスパ悪すぎ》《FPS系に全部食われてるからだろ》といった激論が交わされている。

格闘ゲームが流行らない根本的な理由

いつまで経っても状況が変わらない理由としては、さまざまな説が存在する。「敗北の責任が自分にしかないから」「コマンドやコンボが難しく初心者が挫折する」「一部の天才を除いてアケコンが有利」「初心者狩りが多い」と、それらしい理由はあるものの、実際には“基本プレイ無料ではない”ことが一番の問題ではないだろうか。

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