https://blog.ja.playstation.com/2023/03/31/20230331-ff16/
PS5™クリエイターズ:『FINAL FANTASY XVI』の最高の映像表現とアクション体験を実現するPS5のパワー

──開発者の視点から、PS5のパワーと性能の第一印象を教えてください。

メモリーの大きさ、SSDの速さ、やはりこの2点に注目しました。
過去さまざまなハードで痛感していたこととして、ハードの性能とメモリーの量が釣り合っていないという思いがありましたが、PS5ではハードスペックをいかんなく発揮できるだけのメモリーが搭載されたと感じました。
そしてSSDの速さですが、こちらは実際に開発を進めていく過程で「ここまで早いのか……!」と驚かされました。

──「FINAL FANTASY」シリーズは最新で最高のグラフィックを期待されるゲームです。PS5に最適化して開発されたという『FINAL FANTASY XVI』では、グラフィック体験・ゲーム体験のためにハードウェアのパワーをどのように活用したのでしょうか。

グラフィック面で最高のモノをお届けしたいという思いは当然ありますが、これらを実現させるためには、モデル等のリソースの細かさ、それらを表現する光と影の表現といった部分に注力しなければなりません。
まず画面に表示するというだけでも膨大なリソースを表示しなければなりませんし、光や影も何重にも重ねて表示しています。
これらが画面に収まっているのはPS5のメモリーがあってこそですし、『FINAL FANTASY XVI』の主人公クライヴは多彩なアクションを行なうことができますが、それらのリソースもすべてオンメモリーで動いています。
さらにこれらの膨大な量のグラフィックリソースを駆使したゲームシーンやカットシーンがシームレスで展開できるのは、メモリーに加えて高速SSDがあったからこそだと思っています。