https://game.watch.impress.co.jp/docs/review/rev1/1569092.html
ゲームを進めていくと、“低音域がおとなしい”ことに気付いた。
「PULSE Elite」は、先に発売された「PULSE Explore」と同じくカスタム設計の「プレーナーマグネティックドライバー」を搭載。
これは別名「平面磁界型ドライバー」と呼ばれていて、数万円から数十万円するようなヘッドフォンで採用例が多い。
それを1万円台後半のワイヤレスゲーミングヘッドセットで採用するというのはあまり例がない。

 「PULSE Explore」は低音域から高音域まで満遍なく鳴っていたが、「PULSE Elite」は中音域から高音域が際立っていて、
オープニングムービーでの爆発音や大きなモンスターの足音など、ここぞという場面で低音域がおとなしい。
だが、中音域から高音域は鮮明に鳴っていて、エフェクトの音やBGMは明瞭に聞こえてくる。
「PULSE Elite」は、良く言えば“中音域から高音域が得意な煌びやかな音”、
少し悪く言えば“若干迫力に欠ける乾いた音”という印象だ。

 同じような場面を「PULSE 3D」で聴くと、こちらは低音域がしっかりしている一方、
中音域から高音域に鮮明さがないように感じた。
このあたりは「プレーナーマグネティックドライバー」やロスレスオーディオを実現した
「PS Link」対応の「PULSE Elite」の威力が発揮されている。