任天堂とスクウェアの確執事件の真相について


かつてゲーム業界において任天堂とスクエアは切っても切れない
仲だとされていましたが、『FF7』で全てが変わったのです。
当時FF7に携わった関係者らが、海外メディアPolygonとのインタビューで
舞台裏を明かしてくれました。

米国スクウェア上級副社長・梶谷シンイチロウ
「スクウェアは当時、任天堂のセカンドパーティのようなものでした。
ですので任天堂が新しいゲーム機を開発中だと聞いて、
我々は『CD-ROMが必要だ』『それでは我々がしたいRPGは作れない』など
様々なアドバイスを出したのです。しかし山内社長はまるで聞く耳持たずでしたね。
そこで坂口さんや担当チームはソニーに協力することに決めたのです。

ソニーとやると決めてから、約10年間は任天堂オフィスに立ち入りが禁止されてしまいました」


米国スクウェア上級副社長・丸山嘉浩
「任天堂は『では我々にはそれ(FF7)いらないよ』と言ったのです。
任天堂機には任天堂のゲームを出すという考え方を彼らは貫いているので、
他社パブリッシャーが任天堂ハードで出したければOKを出しますし、
逆に気に入らなければ彼らも『いらない』となります」


クリエイター・坂口博信
「ソニーとのFF作りを決めてから、私は宮本雅史社長とプログラマーの成田賢とともに
山内社長とのミーティングに出席しました。もてなしてもらい『幸運を祈る』と言われたので、
嫌な感情はなかったと思います」


キャラクタープログラマー・川井博司
「『うちから離れるのであればもう二度と戻ってくるな』と任天堂が言っていたのを私は聞きました」