メンタルヘルスを高める運動強度条件 −運動による海馬神経新生促進効果の視点から−

https://www.jstage.jst.go.jp/article/jspfsm/64/1/64_56/_pdf
>事実,Okamotoら(2012)は,LTを超える強度に比べて,
>LT未満の強度の運動トレーニングで海馬神経新生促進
>効果が高いと報告している.また,Mojtahediら(2013)は,
>低速度(LT未満と推定される11 m/分)の走運動トレー
>ニングでは海馬BDNFやその受容体の発現量の増加が
>起こるが,より速度が速い条件(LT以上と推定される
>25 m/分)では,そのような変化が生じないことを報告
>している

メンタルヘルスを高める運動と脳機能 海馬の可塑性と軽運動
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jspfsm/59/1/59_1_62/_pdf
>【軽運動による海馬神経新生】
>上記の仮説を検証したところ,低強度で数週間の
>走トレーニング後に神経新生や空間認知機能が向上
>するが,その効果は低強度 中強度となり,高強度
>では効果が消失した.つまり,海馬関連の認知機能
>向上は低強度でも有効と考えられる

>【まとめ】
>運動効果はカロリーベースだけでは語れない.こ
>れまでの内科的運動処方と異なる条件(低強度運動
>など)で海馬の機能が亢進し,認知機能や抗うつ効
>果など,メンタルヘルス改善効果が惹起される可能
>性がでてきた.

ゆっくり走った方が良さそう、ということですな