〜反出生主義者の一生〜

・20代(若さゆえに後先も考えず厭世観に浸る時期)
出生は罪だ。生きている人間は必ず死ぬ。つまり人を産むという事は殺す事だ。出生は殺人。

・30代(次々と同年代が家庭を作り始めて現実を突きつけられる時期)
くっ…。あいつら家庭を持つなんてどうかしてるぜ。そうだ、奴らは洗脳されているんだ。真理に気付けてないバカなんだ。

・40代(もうどうしようもない事を自覚し何かがヒビ割れる時期)
オラオラァ!妊婦ぶん殴るぞ!ベビーカー蹴飛ばすぞ!北朝鮮さっさとミサイル打ってこいやぁ!大地震でも津波でもなんでもいいから人類絶滅しろやぁ!!

・50代以降(もう完全に孤独死確定。虚勢を張っても仕方がないので、自らの人生を棒に振ってしまったことを認め後悔しながら息絶える)
あぁ…彼女欲しかったなぁ…結婚したかったなぁ…子供欲しかったなぁ…幸せな家庭を築きたかったなぁ…。でも異性の手を握った経験も無い自分には反出生しかなかったしなぁ…。あぁ…グフッ(死亡)