読書について語り合いましょう part21
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読書について語り合うスレです。
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前スレ
読書について語り合いましょう part20
https://krsw.5ch.net/test/read.cgi/mental/1572000409/ >>99
自分も眠気覚ましの意味がありますね
味よりそっちの効果が大事かも
>>101
アメリカンコーヒーの方が薄めだったかな
確かに普通のブレンドコーヒーは苦いので味がよく分からない(お子様)
カフェはコーヒーよりフレンチドッグやサンドイッチとかの軽食が好きだ
ドトールだとレタスドッグは安くて美味しい
ドトールに行くと昼食がレタスドッグだけになるのでダイエットになるw 『居るのはつらいよ: ケアとセラピーについての覚書』(東畑 開人)
精神科デイケアの元スタッフで、臨床心理士です。
人は「ただいるだけ」で価値がある。
おもしろくて深い、いい本でした。 作家の辺見庸さんはNHKEテレ「こころの時代」で「「どんな人間にも価値がある」というのはおためごかしです」と言いつつ
相模原やまゆり園での殺傷事件をもとに
殺された立場の人の目線から見た小説を書いて紀伊國屋書店でサイン会や講演をしてました >>104
辺見庸さんは大病を患われてるというのを前に聞いていたので、小説を今も書かれてるというのを聞いてホッとした
若い頃に「物食う人々」を読んで感銘を受けたのでお元気でいてほしい 新潮1月号に掲載された村上龍の
【MISSING失われているもの】を読みました >>106
村上春樹っぽいとレビューしている人がいました。
おもしろかったですか? >>107
春樹みたいに自意識の揺れを書いてたけど、その点では春樹のほうが上だと思うけど、それなりに読み応えあるよ
自分としては前回の老人のテロリストの話の小説のほうが村上龍らしくて好きだがね >>108
冒頭を立ち読みしてみます
ありがとうございました 耳栓の上にイヤーマフ
コーヒーのガブ飲みで
「熱源」(川越宗一)を何日かかけて読みました
「史実を基にしたフィクション」てのはこんなに面白くなるものなんですね 雪と氷の樺太(サハリン)の世界を「熱い」と感じることが不思議なんだけれども違和感がない、という >>105
大病は治りきっていないようで講演のときにもひどくしんどそうで話をやめそうになりながらなんとかこなしていたように見えました コインロッカーベイビーズは自分なんか四方八方に飛び散る肉片になりたいと思う若者への読むパンク音楽でしたね >>113
アマゾンで久しぶりに著書をチェックしたら
ガンだけでなく半身不随もあるみたいだね
気力がすごい
食べ物のことを書いてる『もの食う人びと』ですら社会派なので
更に重い内容になってそうだけど
角川文庫の『いまここに在ることの恥』を読んでみたくなったよ
>>115
スルーされたの?
ここは書きっぱなしの事が多いからレスが付くのは稀だよ レスがつかなくても自分が表現したいことを書いて発散できればそれでいいかと
レスがつけばそれはそれでまたいいと
お遊びですから アマゾンのレビューもレス付かないよね(参考になったは付く)
本や読書にまつわることを気楽に書けるこのスレは貴重だと思う
ツイッターで読書垢作るのも疲れそうだから 昔Amazonのレビューにレスがつけられた頃
変な言葉づかいや作者に対して好戦的な態度の人に間違いを指摘したり喧嘩を売ったりしてました
今思うとなんて迷惑な人間だったんだろうと自分のことを反省してます
イライラしてたんだろうなと思います >>120
Amazonのレビューは良し悪しがはっきり分かれるからなあ
自分はマニアックな本やCDを買うので参考になることが多いけど、中にはネット右翼やネット左翼の人がいたりしてイライラすることはあるね
あと小説の伏線解決してない、トリックがすぐに分かったとかレビューしてる人はほぼ100%ウザいw >>43
『かがみの孤城』が良かった。
登場人物が中学生たちでも、大人が感動できる小説になっている。
中学生のころが辛かった人におすすめです。
過去を癒して、現在を生きる力をもらえます。 >>122
読んだ。中学生のころ辛かったけど、それはほぼ自業自得だったんで
過去の辛さは癒せませんでした >>125
それが怖くてなんもつぶやかないでいますw
読んでる本に登録とか読んだ本に登録とかして自分の読書量を把握するのに利用してるけど 『おひとりさまの最期』(上野千鶴子)
タイトルは軽いが、さすが社会学者の著書で内容も量も充実。
豊富なリサーチで、死に際のさまざまな現状と、それを看取る種々の社会システムを見せてくれる。
病室で重苦しい最期を迎えるのではなく、穏やかな在宅死を幸せに迎えるために、情報やアドバイスが盛りだくさん。 パニック発作を起こしながら病的な美の詩なんかを読んでます >>123
自業自得って、やんちゃしてたんですか? >>129
そんなんでなくて、「宿題はやりなさい」というしつけをしてもらえなくて
宿題やらずに学校に行ったり忘れ物が多くて怒られてばっかりだったり
家庭科や美術の課題がノロマすぎて時間内や期限内に終わらず成績が最悪で
内申点が良くなく数学、理科もダメで
高校受験失敗したり
場面緘黙症になって友達もゼロになりガイジガイジと呼ばれて(中略)
つらいこと、できないことがどんどん増えていって誰にも相談できず
知らない人にブスだデブだと言われ不登校になり(以下略) >>130
悲惨な十代だったんですね。
なにか発達障害のようなものもあったのでしょうか?
自業自得なんて思わなくていいですよ。
あなたを助けてくれる大人がいなかったのが不運だったんですよ。 どこから手をつけていいのかせめて小学校のころから宿題だけはやるようにしつけてもらえればよかったなと >>131
統合失調症でしょうね
親は何にもしてくれませんでしたね
困っても助けてくれようとはしなかったし
全部自分でなんとかしろと放置されました あと発達障害グレーゾーンでもあったかもしれない
自閉症テストをやれば「あなたは診断がつくレベルのアスペルガー症候群です」という結果にもなるし 違う部屋で書いたらID変わってしまうけど同一人物です 「白秋詩抄」(吉田一穂編 岩波文庫)を最後まで読んだ
とても時間をかけて読んだ
時間とともに詩風が転変していく
どれも味わい深い 私が今読んでる本の著者は英独仏のほかギリシャ語にも堪能な精神科の女医だった人だ
あのマルクス・アウレーリウスの「自省録」を日本語訳したりしている >>143
神谷美恵子ですね。
『生きがいについて』を読んでみたいと思いつつ、まだ未読です。 >>144
「生きがいについて」はまだ読んでいる途中ですが、全部のことを理解するにはさまざまな知識が必要に感じられる本のようです
神谷美恵子先生の教養の幅広さ、奥深さが相当なもので いろんな本でよく見るけどベアトリーチェって罪な女…… 読むのが遅いので積ん読は減らないが
欲しい本がなくなるわけではない 年を取ったせいかエログロな表現の出てくる小説は読めなくなった
しかし松本清張や藤沢周平みたいな話が暗くてエグい小説は読む
ラノベみたいな小説はオッサンには冗長で能天気すぎるように感じる
俺も年取ったなあ もともとライトノベルはあまり読んでなかったですが
エロやグロともあんまし縁がないです 若い頃は花村萬月みたいな暴力描写のきつい小説を読んでたよ
エロは昔から小説に求めてないかな
ハルキの唐突に始まる意味のないエロシーンとか必要なのかと思う
同じエロ描写でもストーリーと関係あるものは良いのだけど
ハルキのエロシーンはストーリーと無関係なのが多い 都市生活者の若者は日常的にエロいことをしている、という前提があってそれを当然のように描写しているのだと思う 「海辺のカフカ」で中日ドラゴンズの帽子被った兄ちゃんのエロシーンの必要性が未だに分からないんだよね もう20年近く前に単行本で読んだから、もしかしたら内容が違うかもしれない >>155
都会の若者の方が去勢されてるよ
彼女いなくても良いというオタク男は多い
娯楽が田舎と比べるとたくさんあるからね
田舎は娯楽が少ないから性的に成熟した未成年が多いと聞く >>159
や、そんなのはごく一握りで
ほとんどの若者は非モテでしたよw >>160
田舎の若いオタクはすることなさそうだなあ
でもネットの時代が来て田舎の若いオタクも救われてるのかもしれない
若いヤンキーは田舎と都会関係無く彼女とセックスしてるw 世の中には「ヤンキーでしかもオタク」という人種もいるからなんとも言えないw 強烈に心が動かされる本をよみたい人に
町田康「告白」を是非ともお薦めする
長編だからダルいと感じるところは流し読みでいい
実際の事件をモチーフにした本だから結末は解ってても
最後の数10ページは心臓がバクバクする 魂がゆさぶられる 村上春樹は妻はいるけど、若いころはあまり女性にモテなくて性体験が少なかったのでは?
自分より若い男性の登場人物を出していろいろな女性とセックスさせて、
自分自身に欠けていた性体験を描写して自分の欠落感を埋めているのかな。
実体験が少ないから、小説のなかでも自然な流れから展開しない唐突な性交になってしまう。
春樹は好きな作家なので、それでも読んでいますけど。 >>164
私には、「ノルウェイの森」に書いてあるように大学デビューしてからはお盛んだったように思えます
春樹本人のインタビューからそう思う そうなんですかね
当たり前のように性体験を重ねてきた人は
あまり公には言わない気がするのですが・・・ 冲方丁はイケメンだけど性描写自体が無いね
変人の天文学者とかストイックな水戸光圀とか
年寄りすぎるけど五木寛之なんて今も格好良いけど昔はもっとイケメンだったのにその手の性経験の話はしない
そもそも大学デビューは陰キャがするものなのだw モテてリア充気味でも性的には奥手な男も女もいますからね
一概には言えないけれど ポルノが違法である中国では、最初「ノルウェイの森」がポルノ小説の代用品として人気が爆発したらしい。 >>171
「チャタレイ夫人の恋人」みたいな話だw
畏れ多きことながら先代のやんごとなきお方も「チャタレイ夫人の恋人」をこっそり読まれたとか
ご学友が貸して検事だった父親にそれがバレて怒られたというオマケ付きの逸話w >>172
最初発禁だったんでしたっけw
たいしたエロさでもなかったような気がするけどw 露骨に性描写するのではなく、隠すことでセクシャルな想像力をかき立てる作家が巧いと思う。
宮本輝の『青が散る』の描写は今でも覚えている。
細部まで書かないという抑制が効いているのに、淫らな想像をかき立てる。 村上龍のオールドテロリスト読み直してる。
2週間くらい主人公と同じように、安定剤の量が3倍になり一日中天井を見つめてる、食事に異常に時間がかかる、自分の生年月日も言えないかもしれない、みたいな感じなので読んでて共感する 村上龍は、デビュー作から読まないといけませんかね
まだ一冊も読んでないのですが
たまたま縁がなくて >>176
村上龍はそういう情緒不安定な人間を描くのが上手いよ
有名ではないけど「ライン」「インザ・ミソスープ」とか >>177
自分はデビュー作は読んでないなあ
あらすじを見て読む気がしなかった
村上龍は引き出しが多い作家だから合う小説を読めばいいと思う 映画版の予告編を散々見せられた「69 sixty nine」からにしますか 「69 sixty nine」は笑えました。
村上龍の作品のなかでは異質だと思うけど、良かったです。 >>181
笑えるような本が基本的には好きだったことを思い出しました。 直木賞受賞作の「蜩ノ記」を読んだ
明るい内容では無いが力強く生きていこうと思える良作
作者の葉室麟さんの急逝が惜しい 今、本を読んでいて私がなぜつらいか、原因がわかりました
解決に向かうわけではありませんが 69懐かしいな、書店でバイトしてた頃新装版が出たのを覚えてる 村上龍は「愛と幻想のファシズム」「5分後の世界」もいいよ >>181を書いた者です。
村上龍で最も印象に残っているのは『コインロッカー・ベイビーズ』。
ゲラを読んだ村上春樹が興奮して龍に電話したという。
パワフルな狂乱とも言えるような展開は、春樹が書く作品では入っていけない領域だと思います。
この作品に村上龍の天才を感じました。
短編集では『トパーズ』。
文体からして精神が錯乱してしまっている。
淫靡で陰鬱な世界。
哀しみがあって、救いはないかな。
ふつうのリアリズム小説集で良かったのは『55歳からのハローライフ』。
村上龍も年をとって優しくなったと思いました。
デビュー作『限りなく透明に近いブルー』も良かったと思いますが、
かなり退廃的なので読む人を選ぶでしょうね。
初めて書いた小説なので文章表現も稚拙なところがあります。 >>187
「限りなく透明に近いブルー」は立ち読みしたけど退廃的すぎるんだよね
エログロも苦手だけど退廃的なのはもっと嫌だな 「神谷美恵子著作集1 生きがいについて」(みすず書房)を読み終え
キラキラ光るような光に包まれているかのような気分です。 芥川賞
第74回(1975年下半期) - 中上健次「岬」
第75回(1976年上半期) - 村上龍「限りなく透明に近いブルー」
第78回(1977年下半期) - 宮本輝「螢川」
こんな高レベルの新人作家が3年連続で出てくるなんて、すごい時代だったんだなと思います。 ちなみに
第81回(1979年上半期) - 候補のみ 村上春樹「風の歌を聴け」
第83回(1980年上半期) - 候補のみ 村上春樹「1973年のピンボール」 意外な気がするけど松本清張も芥川賞受賞者なのよね
社会派推理小説と文学の意外な関係 >>195
直木賞の候補になったのですが選考委員から「これは芥川賞だろう」の声が上がり、
急遽芥川賞の候補にまわされて受賞したそうです。 >>196
そうなのですか
「或る小倉日記伝」が短編だからだと思ってました >>198
選考委員だった丸谷才一、大江健三郎、吉行淳之介、遠藤周作は推したようですが、
当時四十代・五十代だった彼らと違い、
六十代・七十代・八十代だった中村光夫、井上靖、瀧井孝作が反対したようです。 後の世界的作家に芥川書を授賞しなかったことで、取りこぼしとし批判され続けています。
しかし村上春樹は後年になってから、
最初の二作は未熟だったと自認して長く外国語への翻訳も認めていませんでした。
村上春樹がまだブレイクしていないころ、
何かの雑誌の対談で村上龍が「春樹さんはミリオンセラーを書くべきだよ」と言っていたのを
あまりに簡単に言うので強烈に覚えています。
村上春樹が交流のある日本の作家は村上龍だけなので、
二度の芥川賞落選と村上龍の慧眼鋭い指摘が、
村上春樹の進むべき道を示したのではないかと思います。 ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています