【安心快適の追求A……場所】
○首吊りの利点の一つ
首吊りの利点の一つは、最小限の迷惑度でどこでも可能なことです。第一発見者を誰にするか(どういう立
場の人にするか)も計算しやすいですし、人知れず白骨になることもできます。私個人は日常の磁場から開
放された山、森林こそ安楽死にふさわしいと思っていますが、大半は自宅、自室を選ぶでしょうし、これ以上
楽な場所はありません。さまざまな事情で自宅、自室が無理で、近くに山もなく、山の知識もないために、場
所の問題が深刻化している首吊り難民が結構目立ちます。多分東京都心部在住が多いのでしょう。地方都
市くらいならどのようにもなりますからね。関東平野広すぎです。足を伸ばすとしたら奥多摩方面ということに
なるのでしょうか。ただ、奥多摩は首吊りに不向きな杉林が多そうですね。車ならかなり奥まで行けるのでど
うにでもなりそうですが。

○最近の著名人のケース
STAP細胞問題で首吊り自殺した理研の笹井さんが選んだ場所は、病院施設の非常階段でした。定型か非
定型かわかりませんが、手すりにロープを結び、階段の外側に吊れば定型は可能に思われます。発見者は
警備員だったので想定どおりでしょう。都市の死角を突いた見事な計画だと思います。
それと対照的なのがSPEEDの上原多香子さんの夫TENNさんの自殺です。弔いの言葉に「旅立った」という表
現がありますが、TENNさんには旅立ったイメージが全く持てません。これは一体どうしたことでしょう。自宅マ
ンションの駐車場の車の中での非定型ですね。第一発見者が奥さんになるのは想定されたはずです。なので
首吊り死体を家族に晒したくないというより、マンションが事故物件になるのを回避したかったのでしょう。車で
外に出て好きな場所で死ななかったのは、捜索で大事にしたくなかったのだと思います。計画的でない割りに
妙に事務的です。しがらみの中で埋没して車の中で死んだ印象です。やはり笹井さんの都市の死角を突いた
計画の冴えが光ってますね。「旅立った」という感じがします。誰もが真似できるわけではありませんが、この
スレ的には、立派な先輩を持てたな、という印象です。

※山の場合、踏み台が案外大きな問題になります。低い踏み台だと役に立ちませんし、高い踏み台だと山
に持ち込めません。答えは用意してますが、それに関しては回を改めて触れたいと思います。
※山の場合、山菜採りの地元民のような服装がベストですが、それが無理ならハイカーの服装ということに
なるんでしょう。その場合、ぴかぴかの新品で一人で歩いていたら怪しさ100%です。新品を買ったら、あらか
じめ使用感を出しておきましょう。なぜそこまで気を使うのか? 完全に地元民やハイカーになりきれば怪し
まれることもなく居心地がいいからです。環境に溶け込み砂の一粒となるのです。これも快適さの追求です。