よく勘違いされがちだし、最近は記者でも当時リアルタイムで
乗っていた人は少なくなったから触れる人もほぼいなくなってしまったけど
NC30はレプリカでは無い

当時TTF3の大幅なレギュレーション変更があり、ワークス仕様のマシンが
全面的に禁止され、エンジンやフレームは市販車のものをそのまま使わないと
いけないことになった

そこで当時のHRCがホンダと協力して、ほぼそのままでレースで走れるレベルで
作り上げた市販車がNC30
当時のあらゆる最新技術が惜しみなく注ぎ込まれ、フレームの凄まじい剛性はもちろん
特にエンジンは750を超えるレベルの加速力で多くの人たちを驚かせた

ただあくまでレースで使うことを主目的にしていたため、特に夏場に公道を走らせていると
高出力エンジンが過熱してストールするということも頻発
冬場であっても太ももが低温火傷してしまうということすらあった