http://jp.ign.com/death-stranding/20252/feature/death-stranding
>だが、大変だったのはそれだけではない。小島監督は驚くべき正直さで、SNSというメガホンをもった巨大なファンベースが諸刃の剣になり得ると説明した。

「ネットを見てると一年間発表しなかったので、『ずっと海外行って遊んでいる』とか言われてるんですが、そんなことは全くなく、ずっとゲームを作っています」。

このことが監督の肩に伸し掛かっているのは明らかだった。

「『時間をかけて、お金をかけて』とも言われてますが、そんなこともありません。
すごく作るのが早いですし、ゲームプレイはまだお見せできませんが、その機会が来た時にお見せします。(「DEATH STRANDING」の開発は)計画通りに進んでいます」。

それでは開発チームはこの1年間、何をしてきたのだろうか?――DECIMAエンジンで作業をしてきたのだ。小島監督は次のように説明する。

「DECIMAエンジンを僕らが使って、わからないところを『こうして欲しい』と(ゲリラゲームズに伝える)やりとりを1年くらいしています。
僕らは僕らで違う使い方をするので――特にカットシーンがそうですが――、対応されてないところを僕らが作って、その結果を見せて、向こうが吸収してフィードバックしてという段階に入っています」

「DEATH STRANDING」の短いティザーが公開された後、沈黙が何カ月も続く状態をファンは嘆く。
インターネットでは良くあることだが、そういった反応はネットを通すと極端になる傾向がある。
小島監督ですら、そういった反応に免疫があるわけではない。

「色々言われますけど最速スピードで作っていますので、遊んでいるとか言われるとすごく悲しい。遅いというのはあり得ないんです。無茶苦茶早いと思うので……。
ソニーの人に聞いて頂ければわかると思います。会社があって人がいて、ツールがあってエンジンがあっても、それでもAAAのオープンワールドゲームを作るのには3年~5年かかります。
10年かかっているものもあります。僕らは物凄く小さいチームなので、大きな会社は1000人くらいで作っています。
でもそうはしたくありません。少ないチームで濃いゲームを作りたいのです」